何歳になっても悩まされるもの…それがニキビ!思春期が終わってようやくニキビともおさらばできるわ~と思ったら、社会人になってもぽつり。
えー!またこれ~!?ていうか思春期にできるニキビと大人になってできるニキビって同じ種類なの?というのは気になっちゃいますよね。
心も身体も成長著しい思春期は誰もが通る時期です。思春期の象徴といえば、ニキビ。思春期にできるニキビを「思春期ニキビ」と言います。
そこで思春期ニキビと大人のニキビの違いと、思春期ニキビの対策についてご説明しちゃいます!
思春期ニキビって?
思春期ニキビは過剰に分泌された皮脂が毛穴に詰まることによって、アクネ菌が炎症を起こすものです。
なので、炎症ニキビである赤ニキビが大半を占めます。
一方、大人のニキビは過剰に分泌された皮脂の他に、古い角質が毛穴に詰まることでも起きます。思春期は新陳代謝が活発なので、古い角質は溜まる前に剥がれ落ちるため毛穴に詰まることがないのです。
そして、成長ホルモンによって皮脂が過剰に分泌されるのです。
思春期ニキビは過剰な皮脂分泌が原因ですが、大人のニキビは肌のターンオーバー(生まれ変わり)の乱れによる古い角質の詰まりが主な原因です。
ということは、思春期ニキビは過剰な皮脂さえ取り除くことができれば防げるの?
適切な洗顔料を使って洗顔すれば、防ぐことはできるんです。
洗顔料はどんなものを使いましょう?
思春期ニキビには、過剰な皮脂を取り除く成分があるものを選ぶのはもちろん、肌の刺激となるような成分を含まないものが適しています。
使う際には良い香りがしたり、色が付いているものが好きな人もいるかもしれませんが、それらの成分が肌への刺激となってしまいますので、なるべく入っていないものを選びましょう。
洗顔料には洗顔フォームと洗顔石鹸があるけど…何が違うの?
それは、配合されている成分が違うんです。
洗顔フォーム
ドラッグストアでも見かけるチューブに入っている洗顔料です。
洗顔フォームには合成界面活性剤が含まれていて、皮脂や汚れが取れやすくなっています。しかし、皮脂や汚れが取れやすくなっている反面、肌の水分を逃さないために必要な皮脂まで取り除いてしまいます。
必要な皮脂まで取り除いてしまうと、肌のバリア機能が低下し、ちょっとした刺激でも肌に炎症を起こしてしまいますし、皮脂がもっと過剰に分泌されてしまうんです。
過剰な皮脂だけを取り除くのが目的なので、必要以上の皮脂を取り除いてしまうような洗顔フォームは適していないと考えられます。
洗顔石鹸
洗顔石鹸は洗顔フォームのように合成界面活性剤は配合されておらず、天然成分が配合されています。
なので、肌への負担が少ないまま皮脂や汚れを取り除くことができます。
洗顔フォームに比べて値段が高いのですが、その分肌に良いことが詰まっているんです。
洗顔石鹸は色々なものが市販されていますが、中でも思春期ニキビには薬用ニキビ用洗顔石鹸がベストです!
薬用ニキビ用洗顔石鹸を使いましょう
色々な種類が市販されている薬用ニキビ用洗顔石鹸ですが、どの薬用ニキビ用洗顔石鹸でも以下のことが含まれています。
無添加であるもの
洗顔フォームなどの洗顔料に配合されている石油系の合成界面活性剤や合成保存料は肌に刺激を与えるので、とても負担になります。
ニキビにならないように、ニキビを治すために洗顔しているのに、かえってニキビができてしまうことになるんです。
また、香料や着色料も肌への刺激になるので、含まれていないものがいいです。
肌に水分を与えるもの
肌の水分が不足してしまうと、さらなる水分の蒸発を防ごうとして皮脂が出てきます。
その余計な皮脂が毛穴に詰まるとニキビとなってしまいます。
思春期は皮脂が過剰に分泌される時期なので、水分を十分に与えてくださいね。
キメが細かく、弾力のある泡が立つもの
毛穴に皮脂や汚れが詰まっていると、キメの細かい泡でないと詰まりを解消することはできません。
キメの細かい泡が毛穴に入っていくことで、皮脂や汚れを取り除くことができるんです。
それに、弾力のある泡は手と肌の摩擦を生じさせないので大切なことです。
これは、思春期ニキビに限ったことではなく、ニキビができていない時でもキメの細かい、弾力のある泡で洗いたいものです。
では、薬用ニキビ用洗顔石鹸を使った洗顔方法を考えてみましょう。
洗顔方法
いくら良い洗顔石鹸でも、間違った方法で洗顔しては洗顔の意味がありません。
洗顔の回数
洗顔は朝と夜、1日2回行いましょう。回数が多いと、必要な皮脂まで取り除いてしまうので避けましょう。
皮脂が多いのに1日2回だと少ないと思ってしまいますが、それぞれの洗顔を丁寧にしましょう。
たっぷりの泡と注意したいすすぎ
薬用ニキビ用洗顔石鹸はキメの細かくて弾力のある泡が立ちやすいです。
そのたっぷりな泡を肌の表面で転がすようにし、決してゴシゴシ擦ってはいけません。キメの細かい泡は泡自体が自然と毛穴に入って行きやすいので、強い力は不要なんです。
その後のすすぎに注意です。ぬるめのお湯で泡が残らないようにすすいでください。
このすすぎ残しがあると、肌への刺激となってしまうので、十分にすすぎましょう。
特にフェイスラインや小鼻の周り、おでこやこめかみ辺りの生え際は注意してすすいでくださいね。
タオルで優しく拭きましょう
十分にすすいだ後には清潔なタオルで優しく拭きましょう。
拭くといっても、肌に軽くタオルを当てて水分を吸い取るくらいで十分です。
擦ってしまうと、肌への刺激になるので避けてくださいね。
外部刺激の避けましょう
思春期ニキビには洗顔である、と話してきましたが、外部刺激も大いに関係してきます。
部活動や習い事でスポーツをすると汗をかきます。その汗をちゃんとタオルで拭かないと、汗自体が肌への刺激となります。
なので、汗をかいたらきちんと拭いて清潔にしておきましょう。
特に顔は髪の毛先が当たることが刺激となってしまうんです。
そういった刺激も避けたほうがよいです。
まとめ
思春期は心身ともに大きく変わる時期です。
成長している途中で、色んなことが気になったり変化したりしてきます。
代表的な思春期ニキビは成長過程においてはどうしても出現してしまいます。
そんな時には薬用ニキビ用洗顔石鹸を使って、毛穴も気分もサッパリして思春期ニキビにサヨナラしましょう!