通常の赤いニキビに比べて、痛みを伴うこともあるしつこい黒ニキビ。
治りも遅いし白いニキビと違ってとにかく目立つ!!なんとかしたい!!という方、とっても多いと思います。
そんな黒ニキビができてしまったとき、まあ、黒ニキビに限らずニキビはどうしても潰したくなってしまうもの。
黒ニキビは潰してしまってもいいの?どうなの?というところ、お教えいたしましょう!
「ニキビは潰してはいけない」というのは共通の常識
ニキビができると「むやみに潰してはいけないよ」「潰すと悪化するよ」というような事を言われたことがある人、多いですよね?
私も、ニキビが出来た時はよく母親から言われていました。
もちろんこれは間違いではないですし、「ニキビをむやみに潰してはいけない」は当然といえば当然なのです。
なぜ潰してはいけないのか?
ぷっくりと赤く腫れ上がってきたニキビは、どうしても潰して目立たなくしたくなるものですね。
その気持はとってもよくわかります。けど、潰す前にちょっと待って!下手にニキビを潰すと大変なことになってしまう場合もあるんです!
細菌やホコリが入ってしまう
汚れた手で触ったりすると、その指先や爪の間についている細菌などが潰した傷口から入り込んで、ニキビの治りを遅くするだけでなく、悪化させてしまったり、最悪の場合様々な皮膚病を引き起こしてしまう場合があるのです。
ニキビ痕が消えない場合も!
ニキビをむやみに潰してしまうと、通常の手順で治ろうとしている手順を、途中でばっさりとぶった切ってしまうということになりますね。
そうなると、まだ全く治っていない状態で潰してしまうことになるのでニキビの痕が残ってしまう場合があるのです。
最悪の場合、そのままニキビ痕が皮膚に残ってしまってシミになってしまう…なんてこともあるんですよ!
これ、結構知らない人多いんです。ニキビができたどころか、そのままシミになってしまうなんて…
考えただけで恐ろしいことですよね?
黒ニキビも潰しちゃだめなの?
基本的にニキビを潰してしまうことは良くない。とされていますが、それはどんなニキビでも同じなの?という疑問をお持ちの方!
ちょっと聞いてくださーい!
実は、どんな場合でも潰さないほうがいいのは「赤く腫れて、炎症を起こしているニキビ」の場合です。
黒ニキビや白ニキビの場合は、上手に芯を取ることができるのならば「どんな場合でも潰してはいけない」というのはちょっと間違い!
では、どういった場合につぶしても大丈夫なのか?という事を説明していきましょう!
「潰す=芯(脂質のかたまり)を取る」と考えよう
黒ニキビや白ニキビの場合は「ぶちゅっと潰す」という感覚よりは、「芯を取り除く」という感覚で処理をすると考えるとわかりやすくなりますね。
特に黒ニキビの場合は、ニキビの芯の部分、脂質のかたまりというのが酸化して固まってしまって黒く見える部分のことですね。
それを上部に取り除く(=潰す)ことができれば実はニキビの治りも早くなる!と医学的にも証明されているんです!
これ、結構びっくりしますよね?潰してはいけないって今まで散々言われていたニキビに、潰してもいいタイミングがあったなんて!と、私は初めて聞いたときはびっくりしました。
正しい黒ニキビの潰し方
では実際に黒ニキビを潰して早く綺麗な肌に戻ろう!というわけで、正しい潰し方、つまり、脂質のかたまりの取り出し方と注意点を説明していきましょう!
ここからが大切なので、黒ニキビに困っている人はぜひ最後まで読んでくださいね
まずは必要な道具を揃えよう
もちろん手でぷちゅっと潰すのはNG!いくつか必要な道具があります。
まずはそれらを用意しましょう。
- 消毒をしたメッポウアッシ(雑貨店や薬局などで購入できる専門の道具です、そこまで高額でもないですし、通販などでも気軽に入手できます)
- 消毒をしたピンセット
- ニキビ用の軟膏(市販薬、病院で処方されたもの、どちらでも大丈夫ですが肌に合わないものは使用しないようにしましょう)
- 清潔な綿棒
以上の道具が準備できたら、いよいよ黒ニキビを撃退していきましょうー!
黒ニキビを潰す手順
- まずは洗顔をして顔の皮膚を清潔にする (この時なるべくお湯で洗い、毛穴を開くようにしましょう)
- きれいなタオルで顔を優しくふく(絶対にゴシゴシこすってはいけないですよ!?)
- 肌を乾燥させる(必ず乾燥してから処理をしてください)
- メッポウアッシをつかいニキビの中心から押し出すように芯を出す(なかなか出てこない場合は、息をゆっくり吐きながら押す、止めるを数回ずつ繰り返してゆっくり取り出してくださいね。決して力任せに押し出してはいけません!)
- 芯の頭が出てきたら、メッポウアッシで抑えたまま、ピンセットを使い芯を抜き出す
- 綿棒の先に米粒程度の軟膏を取りこすらずニキビの上にのせるように塗る
この手順で黒ニキビを潰せば、ニキビ対策としてかなりの効果が期待できるんです!これは私もさっそくやらなくちゃ!
これに注意して!
もちろん、注意点もいくつかあります。せっかく正しい潰し方を覚えてもここを気をつけないとまったく意味がない!
これだけは絶対守ってね!という部分なので、これから書いていくことは絶対忘れないようにしてくださいね
- 芯を取り出すときは必ず消毒された器具を使用して、指や爪で直接押し出しては行けない
- 処理を行う前後はもちろんですが、なるべく普段から紫外線を浴びないようにする
それから、黒ニキビというのは他の状態のニキビと違い「脂質のかたまり」である芯が酸化し固まってしまっている状態でもあるので、少し器具で押しただけでは芯が出てこないこともあります。
正しい手順で何回か繰り返し押し出してもピンセットで取り除けるほど出てこない!なんてときもあるんです。
そうなるとムキになってぐいぐいと押し出したくなる気持ちはよくわかります。
わかりますが…ちょっとまって!無理に押し出そうとすると傷がついてしまったり、さらに悪化させる原因にもなってしまいますよ!
なのでそういう時は、その日は一度諦めて翌日以降にゆっくり試していきましょう。
まとめ
ニキビになるとついつい潰してしまっていつも悪化させてしまうようなそこのあなた!!
黒ニキビになったタイミングでこの方法を試してもらえたら、きっとすんなりニキビは治っていくと思います。
絶対に赤ニキビの時にはやってはいけないですが、黒ニキビになったときが挑戦の時!
ぜひ悩んでいる人は試してみてくださいね