鏡を見ると、おでこやあごにぷつっとしたできものが…。
「あ~!またニキビ!」ニキビは思春期だけのもの、と思いきや大人になっても悩まされる人は多いですよね。
特に大人はお化粧をしますので、ニキビを隠すのも大変。変に厚塗りするとニキビが悪化するし、薄くするとニキビが目立ちまくる…。
食生活の乱れ、睡眠不足、肌の乾燥、ストレス…理由がたくさんあるだけに一見終わりがないようにも思える、大人ニキビ。
「1日も早くキレイに治したい!」「どれくらいで治るの?」というのが気になるところです!
そこでここではニキビの治療法についていろいろとご紹介します!
ニキビに効く栄養素
人間の体をつくっているのは、まぎれもなく毎日の「食事」です。
外食多くないですか?好き嫌いはありませんか?栄養の偏りはそのままニキビなどの肌荒れとなってでてきます。
まずは食生活の面から即効性のあるニキビ対策について考えてみましょう!肌の調子を整える栄養素にはこのようなものがあります。
ビタミン
・ビタミンA:レバー、卵、緑黄色野菜→ターンオーバーを正常にし、肌に潤いを与えてくれます。
・ビタミンB2:納豆、肉、卵黄、緑黄色野菜
・ビタミンB6:レバー、肉、卵、乳、魚、豆→皮脂の分泌を抑え、髪や肌に栄養を届けてくれます。
・ビタミンC:緑黄色野菜、果物→抗酸化作用により活性酸素から肌を守ります。ニキビの炎症を防ぎ、メラニン色素ができるのを防いでくれます。
・ビタミンE:胚芽油、大豆、穀類、緑黄色野菜→抗酸化作用が高く、血行を促進し、肌に栄養を届けてくれます。ビタミンCと一緒に摂るとより効果的。
ミネラル
・マグネシウム:豆類、種実類、海藻類、魚介類
・カルシウム:牛乳・乳製品、小魚、海藻類、大豆製品、緑黄色野菜・亜鉛:魚介類、肉類、穀類、種実類→ホルモンバランスを整えてくれます。
その他
・コラーゲン:鶏皮、軟骨、牛スジ、魚の皮→アミノ酸として吸収され、内側から新しい肌をつくってくれます。
・食物繊維:サツマイモ、ゴボウ、キノコ類、豆類、海藻類→腸内環境を整え、便秘を予防する。脂質代謝を調整してくれます。
・乳酸菌:ヨーグルト、キムチ、ぬか漬け、発酵食品→腸内の悪玉菌を減らし、善玉菌を増やしてくれます。
ニキビに効くメニュー
では、ニキビに効く栄養素を効率よくたくさんとるにはどんなメニューが良いのでしょうか?一例をあげてみます。
「キムチ鍋」乳酸菌の豊富なキムチ味をベースに、コラーゲンの豊富な鶏肉や魚介類でダシをとり、野菜をたっぷりいれれば、スープに水溶性であるビタミンCが沢山溶け出すのでたくさん摂ることができます。
キムチ味のかわりにミネラルの豊富な豆乳鍋、もいいかもですね。
「レバニラ炒め」あぶらに溶けるビタミンAやEが多く含まれるレバーやニラは、少量の油で炒めて食べるのがオススメ。効率よく吸収できます。鉄鍋を使うことで鉄分も補給できます。
それから全般的に言えるのは、洋食よりも和食の方が脂肪分も少なく、栄養のバランスが取りやすい、ということです。
外食をする際にも、ハンバーグセットよりも焼き魚定食を選ぶ(魚→コラーゲン、味噌汁→発酵食品)等、ニキビによいメニューを工夫してみましょう。
ニキビによくない食べ物
糖質糖質=炭水化物?
食物繊維炭水化物のうち食物繊維を除いたものが、「糖質」です。最近よく聞く「糖質」、って甘いものっていう印象がありますが、ちょっと違います。
ごはんやパンなどの炭水化物やでんぷんなどには必ず含まれていて、人間のエネルギー源としてはとても大切なものでもあるのですが、ちょっとクセモノ。
糖質は体内で分解され、エネルギーになります。でも、エネルギーとして消費しきれなかった糖質は、何と!脂肪に変身してしまうのです。その結果、皮脂が多く分泌されすぎてニキビになってしまいます。
また、チョコレートやケーキのように甘く糖質が多い食べ物は、血糖値を急激にあげやすく、それを下げようと脾臓がインシュリンを大量に分泌させます。
このインシュリンは皮脂の分泌を促す働きもあるため、ニキビを増産してしまう、という訳です。
アルコール
ビール、ワイン等の醸造酒には糖質が多く含まれます。糖質がニキビに良くないのは上にあるとおりです。
また、アルコールは肝臓に負担をかけます。肝臓は体のデトックスを行う器官ですが、うまくいかなくなると老廃物がたまってしまい、ニキビを生んでしまいます。
くわえて要注意なのがおつまみ!おつまみって、甘いもの、脂っこいもの、味の濃いものがほとんどですよね。
これらもニキビには大敵です。
刺激物
唐辛子など辛いものは、少量食べる分には、新陳代謝を促すとされています。でも食べ過ぎはNG。胃腸に負担をかけてしまいます。
胃腸への負担はそのままダイレクトに大人ニキビとなって表れてしまいます。
脂質
言うまでもありませんよね、脂質の取りすぎは即ニキビにつながります。
「おいしいものは糖と脂肪でできている」なんてどこかで聞きましたが、言い換えると「おいしいもの=ニキビの原因」、とも言えますね。
でも甘いものもお酒も、我慢のしすぎは良くありません。逆にそれがストレスとなって大人ニキビを引き起こしてしまうからです。
いずれも「とりすぎない」ように気をつけましょう。なるべく食べない・飲まないよう、また量を減らすように心がけるだけでもずいぶん違います。
ストレスにならない程度に頑張りましょう。
まとめ
あなたの体、そしてあなたの肌は、間違いなく「あなたが食べているもの」でできています。
ニキビをキレイにするためには、食生活を変えるしかない!
まずは健康的な食生活を送ることから健康的な美肌を目指しましょう。