ある日、突然出てきた顔のボツボツ…。
「え~!何これ!?」と思っちゃいますよね!それはニキビの初期段階と呼ばれている白ニキビというものなんです。
「ニキビ?だったら1日でも早く治したい!!」と考えるものの、治し方がわからない…。
どうしよう~!でも大丈夫!そんなあなたに必要なのは白ニキビに関する基礎知識。
ここでは白ニキビの基礎知識と、治し方について説明していきます!
白ニキビを治す2つの要素
白ニキビをできるだけ早く治したい。その気持ちわかります。
でもちょっと待って!!治すだけではダメです。なぜなら、また白ニキビができる可能性があるからです。
つまり、現在の白ニキビを治しつつ新たな白ニキビの発生を予防する。これができてはじめて「治った!」といえるでしょう。
ではそのための方法をみていきましょう。
ストレス発散はもちろん大事
過度なストレスが身体によくないのは、なんとなくイメージできると思います。
これは当たっていて、過度のストレスは肌にもよくない影響を与えます。
人はストレスを感じると自律神経系の交感神経が刺激されます。この交感神経の刺激によって肌によくない影響がでてきます。
どんな影響があるかというとまずは、皮脂の分泌促進です。
本来皮脂は、肌を守るために毛穴から分泌されます。しかし、この皮脂が普段よりも過剰に分泌されると肌の古い角質と混ざり合って毛穴を塞ぐ角栓になってしまうのです。
毛穴が角栓で塞がると、毛穴から分泌さていた皮脂は行き場をなくしてしまいます。
つまり、毛穴にどんどん皮脂がたまっていっちゃうんです。もうおわかりのように、これが白ニキビ発生のメカニズムですね。
交換神経刺激による肌への影響について、もう1つは毛穴の収縮です。つまり、普段以上に毛穴の出口が狭くなってしまいます。
となると、先ほど説明した角栓が普通の毛穴より詰まりやすくなります。
これらの理由から過度なストレスによる交換神経刺激を減らすことが重要であることがわかると思います。
なので、無理にストレスをためずに適度に発散することが白ニキビ対策には重要なんですね。
軽い運動や半身浴は、リラックス効果を得られて、血行も促進されるため肌に良い影響を与えるといわれています。
是非、意識してリラックスタイムをつくるようにしましょう。
洗顔はなぜするのか?
朝起きて、必ず顔を洗うと思います。でもこれってなんでするんでしょう?
目が覚める、気持ちがいい、サッパリする。どれも正解です。では、肌にとって洗顔の効果は?
そう、顔の汚れを落とすことですよね。
より正確にいうと、顔の皮脂や古い角質、メイクといったものを落とすのが洗顔です。
しかし、この洗顔は一歩間違えば白ニキビの原因になってしまいます。皮脂は過度に分泌されると白ニキビの原因になることはお話しました。
でも、皮脂は本来、肌を守るバリアです。その皮脂に加えて、細胞間脂質(セラミドなど)や天然保湿成分(NMF)はお肌を乾燥やアレルゲンから守る働きがあります。
さらに肌は自分で自分をキレイにする働きがあるので、汗やホコリなどはお湯だけで落ちるんです。
逆に言えば、それ以上に洗いすぎると肌にもともと必要な角質層の細胞間脂質や天然保湿成分まで洗い流してしまい、肌は刺激に対して無防備な状態になってしまいます。
そうなると肌は敏感になり、アレルギーを起こしやすくなったり紫外線に少しあたっただけでもシミになってしまったりするんですよ。
肌がベタついているからと言って石鹸をいっぱいつけて何回も洗うと、それは肌を傷つけているのと同じなんです。
「ではどうやって洗顔すればいいの?」というのが気になりますよね。
ではその手順を簡単に紹介しておきましょう。
まず手を洗いましょう。顔を洗う手が汚れていては元も子もないですからね。
次に、洗顔料や石けんできめ細かい泡を作ります。泡は汚れを浮かせる作用を持っています。泡がきめ細かいほど良いのは小さな毛穴に入りやすいからです。
最初はなかなかできないかもしれませんが、泡立て用のネットなどもあるので上手く活用してくださいね。
泡の大きさですが、だいたい卵1つ分くらいのサイズが良いでしょう。
その泡を手に乗せます。まず最初に洗うのは皮脂が多く出やすい部分、つまりTゾーンと顎です。
この時、指でごしごし洗わないようにしましょう。顔の肌は結構デリケートですからね。
そして、洗顔料や石けんが肌に残らないように顔をすすぎましょう。
洗顔料や石けんが残ってしまうと、それが刺激になって、乾燥肌の原因になったりします。
洗顔のポイントはお湯の温度です。理想は32度程度。
というのも毛穴から分泌される皮脂が溶け出すのが30~32度くらいといわれているからです。肌の余計な皮脂をとりつつ肌に必要な皮脂を残すためにはこれくらいが適温。
しかし、それぞれの肌質にもよるので、参考程度と思っていてください。
洗顔が終わったら清潔なタオルで顔を押さえやさしく水分を取り去りましょう。ここでも、ゴシゴシこすらないように注意しましょう。
最後に保湿です。肌は保湿することで、そのバリア効果が発揮されます。特に、お風呂上がりなどは乾燥しやすいので早めに保湿をするようにしましょう。
まとめ
白ニキビを1日でも早く治すなら、今のニキビを治しつつ新たなニキビ発生を予防することが重要です。
折角苦労して白ニキビが治ってもまた、発生するとそれだけでストレスになっちゃいますからね。
マメにお肌をサポートして、キレイなお肌を取り戻しましょう