ニキビ跡の治し方

ニキビ跡に効果あり!?ハイドロキノンとトレチノインって何?

ニキビ治療に効果があると言われているものでよく名前があがるものの中で「ハイドロキノン」と「トレチノイン」という名前が上がります。

名前は聞いたことがあったとしても、実際その「ハイドロキノン」と「トレチノイン」がどういったものなのか、よくわからない…という人も多いのではないでしょうか?

そこで今回はその「ハイドロキノン」と「トレチノイン」について、詳しく説明していきたいと思います。

美白に強い!?ハイドロキノンとは?

2016-08-11_083654

まずは「ハイドロキノン」から説明していきましょう!

ハイドロキノンとは?

「ハイドロキノン」は麦芽やコーヒー、いちごなどに含まれる天然成分のことです。

ハイドロキノンは様々な物質に使用されており、ニキビ治療の薬以外でも、写真の現像やゴムの酸化防止剤などにも使用されていて、凡庸性のかなりたかい成分として知られています。

そんなハイドロキノンには、シミの原因であるメラニンを作り出してしまう、酵素チロシナーゼという成分の働きを阻害してくれる作用と、メラニン色素を作りだすメラノサイトという色素細胞そのものに働きかけ、減少させる効果を期待することができるのです。

最大の特徴は?

ハイドロキノンの最大の特徴は、今後できるシミを予防する効果を持つだけでなく、すでに発生してしまっているシミにも効果が期待できるという点です。

メラニンは、紫外線等の刺激によって酸化され、濃く、さらに黒くなる性質があります。

ハイドロキノンには還元作用があり、その還元作用により酸化を還元し、メラニンの色を薄くしてくれるのです。

ニキビに対してはどうなの?

「ハイドロキノンがシミや美白に効果があることはわかったけれど…ニキビに対してはどうなの?」と思いますよね?

そこで、今度はニキビに対しての効果を説明していきましょう。

基本的にニキビやニキビ跡に使うハイドロキノンというのはハイドロキノンクリームなどが当てはまりますが、実は使用の仕方に少し注意が必要な部分があるのです。

医師からの処方を受け、きちんと用法用量を守って使用ができれば副作用などは気にしなくても大丈夫ですが、ハイドロキノンは薬として使うと効果がとても期待できる薬です。

そのために支持された量よりも多く使用するだとか、濃すぎる濃度のものを使うと、ヒリヒリとした痛みや赤み、肌の硬化など、また紫外線の影響で色素沈着を発症させてしまうなどの副作用が引き起こることもあります。

なので使用の際にはきちんと用法用量を守ることが必要なのです。

美容全般に効果が高い!?トレチノインとは?

ハイドロキノンの説明の次は「トレチノイン」についてです。

こちらは、美容全般に効果が高いと言われていますが、実際のところどうなのでしょうか?

トレチノインとは?

トレチノインとは「ビタミンA誘導体」一種で、ニキビ跡だけでなく、肌のシミやしわ、やけどの跡、毛穴の汚れ等の改善に役に立つと言われています。

皮膚の角質を剥がして取り除いて、表皮の細胞を分裂させ、増殖を促進し皮膚を再生します。

つまり、シミやニキビ跡などにトレチノインを塗ると、皮膚がボロボロと剥がれて「強制的に」新しい綺麗な皮膚にしてくれるというわけですね。

よく、洗顔時に塗ってマッサージすると、肌の角質をぽろぽろと取り除いてくれるクリームなどがありますが、それの「皮膚の再生までしてくれるバージョン」のようなもの、と思っていただけるとイメージしやすいかもしれません。

トレチノインをニキビに使うと効果あるの?

正直ハイドロキノンとくらべて見ても、トレチノインのほうが目に見えて効果があるように感じられるかもしれません。

ニキビ跡だけでなくニキビそのものにも効果があるので、10代の思春期ニキビや、大人ニキビ、また何年経ってもニキビ跡が消えない…という人にも効果が期待できるので1度試す価値はあります。

また、毛穴の開きまでも改善してくれるので、キメが整って美白効果があるので、今後のニキビの予防にも繋げることができるのです。

使用上の注意は?

トレチノインには様々な濃度のものが存在するので、医師の指示のないまま高濃度のものを使うのは実はとても危険なのです。

あまりにも高濃度のものを使うと、顔が赤く皮が向け腫れてしまったりなどの副作用が見られます。

なのできちんと医師に相談しながら、自分の肌に合った濃度のものを使用するようにしましょう。

どうしても合う濃度が無い場合はピーリングとビタミンCなどのトレチノイン以外の治療方法を進められるはずです。

また、トレチノインはピーリング効果も強く、薬を塗って数日後に肌の皮が剥けます。

トレチノインを初めて使用して数日後に皮が剥けるというのは、たとえ濃度が適切であったとしても剥けるものなので、少し驚く人も多いかもしれませんがこの場合のみは副作用ではないので安心してくださいね

まとめ

ハイドロキノンとトレチノインについて説明していきましたが、上記でも説明したとおり「ニキビ跡の治療」という観点のみに焦点を当てるとするのならば、どちらかといえば「トレチノイン」のほうが向いているかもしれません。

けれどトレチノインは濃度が合わなければ使用することができませんし、ハイドロキノンにしてもかなり効果が高く、強い副作用が現れる可能性のある薬です。

使用する場合はきちんと医師の指導の元、用法用量を守って使用するようにし、少しでも自分の肌に合わないと判断出来るようであれば無理して使い続けることは絶対にしないようにしましょう。