ニキビ跡の治し方

失敗すると大変!!ピーリングでニキビ跡を悪化させない方法とは?

ニキビがよくできるところにニキビ跡ができてしまった…という経験はないですか?

ニキビ跡ができてしまったら、治したーい!と思いますよね!

ニキビ跡を治したいと思って調べてみると、「ピーリング」という方法を目にします。

ピーリング?ピーリングって一体何?どのような仕組みでニキビ跡を治すの?ピーリング剤ってどう使って、何に気を付けたらいいの?

などなど、疑問に思うことが出てきます。

なので、ここではピーリングについて説明しちゃいます!

ニキビ跡ができる原因って?

ニキビ跡はニキビが繰り返し同じ箇所にできることで、その箇所が炎症を起こしたり傷付いてしまい、徐々に深くダメージを受けて皮膚の奥にある組織まで破壊することが原因で生じるものです。

私たちの目に見えているニキビ跡は炎症や傷、色素沈着によるシミなんです。

そんなニキビ跡って、色んな種類があるんです。

ニキビ跡の種類

赤みが残るタイプ

ぷつぷつ状態ではなくなり、赤みが残ったタイプです。

これは炎症を起こした毛穴の周りで鬱血が起こり、赤みを生じることが原因です。

茶色のシミが残るタイプ

これは色素沈着が残ってシミになったタイプです。

これはニキビによって大量に作られるメラニンが原因です。

ニキビの上から日光を浴びると、さらに色素沈着が起こります。

クレータータイプ

肌に凹凸ができるタイプです。

このタイプは赤みのあるニキビが悪化して強い炎症によって皮膚の組織が壊れることが原因です。

ニキビ跡の種類はわかったけど、全てピーリングすれば治るの?

ピーリングせずに治るものもあれば、ピーリングして治すほうがいいものもあります。

ニキビ跡に有効なピーリング

ニキビ跡の中でも、茶色のシミなど色素沈着によるシミが残るタイプやクレータータイプに有効です。

ちなみに、赤みの残るタイプにはビタミンCが多く配合された化粧水や美容液を使うと効果が見られますよ。

ピーリングとは

肌に化学薬品を塗って、古い角質を薄く剥がす方法です。

古い角質を取り除くことで、肌のターンオーバー(生まれ変わり)を整えてニキビ跡が治りやすくなります。

つまり、肌の再生を促すのでシミが徐々に薄くなっていくんです。

クレーターはシミのように消えやすいものではありませんが、一定の効果があると考えられています。

ピーリングの効果はそれだけではないんです。

ピーリングの効果は?

シミをできにくくする

それにはメラニン色素が増えないようにすることが第一です。

ピーリングによって肌のターンオーバーを整えれば、肌の代謝が促されてメラニン色素がとどまることがなくなるのでシミができにくくなります。

くすみがなくなる

古い角質が肌に残っていると、くすんでいるように見えます。

ピーリングを行って古い角質を取り除くとくすみが取れて、肌が明るくなります。

角栓や毛穴の黒ずみ、ニキビの予防

ピーリングによって肌の古い角質が取り除かれるので、毛穴が詰まりにくくなります。

毛穴が詰まりにくくなると、ニキビもできにくくなります。

他にも、毛穴の開きやハリの低下の予防、化粧のノリを良くする、といった肌に嬉しいことがたくさん!

ピーリングが狙う「肌のターンオーバーを整える」というのは大事なんですね。

そんなピーリング、自分でできるの?病院に行かないとできないの?

どちらでもできるんです。

自分でピーリング?医療機関でピーリング?

それぞれのピーリング剤は成分が異なります。

自分でピーリングする際には、AHAという成分が入った石鹸やクレンジング剤を使います。

配合されている成分は比較的少ないため、古い角質を通常より剥がれやすくする程度の効果があります。

医療機関では、皮膚科や美容皮膚科などで行われています。

医療で使われるピーリング剤にはAHAだけでなく、BHAという成分も配合されています。

BHAは市販のピーリング剤には配合できない成分で、肌へ浸透しやすく高い効果が得られますが、その分副作用も考えられます。

治療を受ける際、美肌目的の場合は保険適用外ですが、ニキビ治療の場合は保険が適用されます。

どっちが良く効くの?どちらとも言えません。

自分でピーリングしてみて効果が得られなかったときに、医療機関でピーリングしてもらうのが良いでしょう。

ピーリングでもニキビ跡が悪化することってあるんです

肌に嬉しい効果をもたらすピーリングですが、肌の状態や間違った使用方法だと、ニキビ跡が赤くなって悪化するといった副作用もあります。

ニキビ跡だけでなく、ニキビができていない箇所も赤くなったり、ヒリヒリするのも副作用の現れです。

ピーリングでニキビ跡が悪化しないために

ピーリングによって副作用が起きないようにするためには、以下のことに気を付けましょう。

使用頻度を守りましょう

ピーリングは週に1回で十分効果が得られます。

ピーリングの後は肌が滑らかになっているので、それが癖になって使用頻度を高くしたい気持ちになります。

使用頻度が高いと、古い角質だけでなく新しい角質まで取り除いてしまうことになるので良くありません。

また、乾燥肌や敏感肌になる原因にもなります。

使用後は保湿をしっかり

ピーリングで古い角質が取り除かれた後は新しい角質が顔を出している状態です。

その状態で保湿が足りないと、バリア機能が不十分で、わずかな刺激でも肌が傷付いてしまいます。もちろん乾燥もします。

なので、普段から保湿は重要ですが、ピーリングの後もしっかり保湿してくださいね。

ターンオーバーの状態を確認

肌のターンオーバーは約28日間だと言われています。

ピーリングは肌のターンオーバーが遅くなっている時には有効です。

しかし、スキンケアを頑張りすぎていたり、洗顔時に熱いお湯を使っている場合はターンオーバーが早まっている可能性があります。

そのような肌にピーリングしてしまうと副作用が出るので、ピーリングを控えてください。

これらはニキビ跡が悪化しないようにする、ということだけに限らず、ピーリングを行う際に気を付けることなんです。

まとめ

肌のターンオーバーを整えれば、肌にとって良いことがたくさん!

ピーリングって、適切に使えば肌にとって力強い味方なんです!

肌から不要なものを取り除いて、肌も心も明るくしちゃいましょう!