よく、オイリースキン、ドライスキン、なんて言葉を聞きますよね。
あなたはどちらでしょうか?自分はニキビができている、ニキビができやすいからオイリースキンだ、なんて思いこんではいませんか?
確かにニキビのできている肌をさわるとベタついていますよね。表面的にオイリーなのは間違いありません。
でも自分はオイリースキンだと思い込むのは早い!一概にそうとは言えないんです。
もしかしたらドライスキンかも…あなたがもし大人ニキビで悩んでいるとしたら、内部的には乾燥している「インナードライ」である可能性が大、なんです。
意外ですよね。ニキビは皮脂が原因でできるのに!皮脂=オイリー、じゃないんでしょうか?
乾燥ニキビはなぜできる?
ニキビがなぜできてしまうのか、今一度おさらいしてみましょう。
①毛穴から皮脂が分泌される
②毛穴が古い角栓などでふさがれていて皮脂がうまく排出されない
③皮脂が毛穴につまってしまう
④そこにアクネ菌が増える
⑤炎症を起こしニキビになる
というのが大まかな仕組みです。
①の皮脂の分泌量は年代によって全然違います。
10代の頃は体が最も成長する時期なので成長ホルモンもたくさん分泌されるため皮脂も多くなり、ほとんどの人がニキビを経験する時期でもあります。
でも、皮脂がだんだんと減ってくる20代や30代になってもニキビに悩む人はたくさんいます。
なぜでしょうか?
皮脂って、ニキビのもと、原因として嫌われがちですが、本来は肌を外からの汚れや刺激から守ってくれ、乾燥させないためのいわば自然のクリーム、とっても大事な役割があるんです。
年齢を重ねていくと、皮脂はもちろん、肌内部の水分量がだんだんと減ってきます。内部的に乾燥してしまうのです。
すると、それを防ぐために皮脂が過剰に分泌されてしまい、それがニキビになってしまいます。
これが乾燥ニキビの最大の特徴です。
肌内部の乾燥がニキビにつながっていることはおわかりいただけたでしょうか。
乾燥ニキビはスキンケアによって肌質を改善し、インナードライを解消することでかなり良くすることができます。
スキンケアの一番の基本は洗顔。
洗顔方法を見直すだけでも、ずいぶんと肌質を改善することができるんです!
では具体的にはどのような洗顔が効果的なのでしょうか?
乾燥ニキビに効く!洗顔法
インナードライを改善するための洗顔は大きくわけて2つのポイントがあります。
洗いすぎない!
回数的には、朝と晩の2回で十分です。
さっぱりしたいあまりに洗いすぎるのはダメです。洗いすぎると肌に必要な潤いが奪われ、さらなる乾燥を招いてしまいます。
洗顔料はできれば夜だけ使うようにしたほうがベター。
なぜなら、夜寝ている間には肌内部から天然の保湿成分がたくさん生まれ、たまった状態だから。
よって朝起きた時の肌内部はとっても潤っている理想的な状態。むやみに洗顔料を使うと、せっかくの潤いを洗い流してしまうことになってしまうのですから、もったいないんです。
朝は水、またはぬるま湯で寝ている間の汗をかんたんに流す程度で十分です。
>>必読!!ニキビケアに欠かせない洗顔方法についてまとめました!!
またクレンジングにも注意が必要!いまどきのクレンジング化粧品には界面活性剤が含まれていることがほとんどです。
この界面活性剤、油分と水分をうまく乳化させることができるので、ファンデーションなどの油性のメイクをカンタンに落とすことができる便利な存在。
でも裏を返せば、その洗浄力の高さゆえに肌に必要な水分までも奪ってしまうのです。
クレンジングを選ぶ際には、なるべく界面活性剤の入っていないものを選びたいもの。オリーブオイルやホホバオイルでクレンジングの代用をすることだってできるし、肌にはとっても優しいんですよ。
落ちにくいマスカラなどのアイメイクに専用のクレンジングが必要なこともありますが、必要最低限の使用にとどめたいもの。
メイクをしている女子にとってはクレンジングは必須。
でも乾燥ニキビができている時には選び方・使い方に注意が必要なんです。
刺激をあたえない!
顔がベタベタしている時って洗顔ブラシやナイロン製のタオルでゴシゴシ洗うと、なんとなくスッキリしたような気がするもの。
でもこれらは絶対にNG!肌に傷をつけ、ニキビがさらに増えたり、ニキビが跡になって残る原因となってしまいます。
それに過剰に皮脂を洗い流してしまうと、上に書いたとおり、それまで以上に皮脂が分泌されてしまい、さらにベタつく・ニキビが増える原因となってしまうんですよ。
乾燥ニキビには、なるべく刺激をあたえず優しく洗ってあげるのが効果的。
洗顔料はよく泡立てましょう。泡立てネットなどを使うとラクですね。
そして、泡で顔表面の汚れを包み込む感覚で洗います。
このときに刺激になってしまわないよう、なるべく指が直接肌にあたらないようにしてください。
またよくすすぐこともとっても大切!洗顔料が肌に残ってしまっては肌に汚れを残すのと同じ、逆にニキビを増やすことになってしまいます。
洗い残してしまいがちなのが、髪の毛の生え際です。
すみずみまでキチンと落としきりましょう。
シャワーなら、ちょっと弱めの水流で洗顔料がすっかり落ちるまでよく洗い流してください。洗面器等でのためすすぎなら、都度きれいな水に替えながら、目安としては30回以上はすすぐようにします。
また、洗顔料に香料や着色料が入っているのも、肌にとっては刺激となってしまいます。
なるべく天然成分由来の優しいものを選ぶようにしてください。
今まで真剣に洗っていた人には、最初はちょっと物足りなく感じてしまうかもしれませんでも、続けていれば確実にインナードライからの乾燥ニキビに効果がでてきます!
もちろん洗顔後の保湿ケアは必須ですよ!
まとめ
ニキビができるからといってオイリー肌とは限らない!もしかしたらインナードライかも。
そして乾燥ニキビにはインナードライ解消が第一です!
まずはスキンケアの基本・洗顔を見直してみてはいかが?